崋山宏光 題字:作者自筆
<おぼろなる・・・ Phot By Hiromitsu Haga.> | |||||
古しえの 王府の森 おぼろなる 夕陽に 闇をすべらせ さえずる声も 石垣に にじむ 夕景の 美らさ 栄華の 儚さ 一抹に 暮れる 憐れよを 写す | Contents Creation By Hiromitsu Haga. | ||||
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雨上がりの濡れ舗道を 薄茜の淡い夕陽が 照る 緑葉 茂て蒼く 霞みたなびく 王府の森の 神樹の梢に 潤い満ちて 古えより 来たりし 命 輝く あめあがりのぬれほどうを うすあかねのあわいゆうひが てる みどりば しげてあおく かすみたなびく おうふのもりの しんじゅのこずえに うるおいみちて いにしえより きたりし いのち かがやく > | |||||
「春の早暁」題字:作者自筆 崋山宏光 | 寂寥の伏を剥ぎ 開窓して虚空を仰ぐ 外気冷涼凛として 夜雨直ちに止がりゆくを覚え カメラを従えて 古えの王府の森に駆ける 深緑の梢 濡れそぼり 滴雫、八百年の石畳を穿敲す 古城(グシク)の石垣 珀琥にして天を阻む 礎たる珊瑚の岩礁 含雨して蘇える 宙に聳えて 海中を描く 一角をなす 先達・伊波譜猷先生を墓稜に奉拝し 俄に天の神泉 激烈に零ゆ 其れ嬉々として 歓待するが如くあり 熱き想いぞ 語りたる 合掌! 崋山宏光 せきりょうのふくをはぎ かいそうしてこくうをあおぐ がいきれいりょうりんとして やうただちにあがりゆくをおぼえ カメラをしたがえて いにしえのおうふのもりにかける しんりょくのこずえ ぬれそぼり てっか、800ねんのいしだたみをがこうす グシクのいしがき はっこにしててんをはばむ いしずえたるさんごのがんしょう がんうしてよみがえる そらにそびえて かいちゅうをかく いっかくをなす せんだち・いはふゆうせんせいをぼりょうにほうはいし にわかにてんのしんせん げきれつにこぼゆ それききとして かんたいするがごとくあり あつきおもいぞ かたりたる > 崋山宏光 |
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