2009年3月24日火曜日

「朧(おぼろ)なる」

 作者:崋山宏光へメールする!
 崋山宏光 題字:作者自筆


<おぼろなる・・・ Phot By Hiromitsu Haga.>

作者:崋山宏光へメールする。<gusiku@nifmail.jp>


古しえの 王府の森


おぼろなる 夕陽に


闇をすべらせ さえずる声も


石垣に にじむ


夕景の 美らさ


栄華の 儚さ


一抹に 暮れる


 憐れよを 写す

Contents Creation By Hiromitsu Haga.

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風が戦ぐ 鳥が囀る
雨上がりの濡れ舗道を

薄茜の淡い夕陽が 照る
緑葉 茂て蒼く
霞みたなびく

王府の森の 神樹の梢に
潤い満ちて
古えより 来たりし

命 輝く



< かぜがそよぐ とりがさえずる
あめあがりのぬれほどうを
うすあかねのあわいゆうひが てる

みどりば しげてあおく
かすみたなびく

おうふのもりの しんじゅのこずえに
うるおいみちて いにしえより きたりし

いのち かがやく >





作者:崋山宏光へメールする。<gusiku@nifmail.jp>













「春の早暁」題字:作者自筆 崋山宏光


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春の早暁
寂寥の伏を剥ぎ
開窓して虚空を仰ぐ
外気冷涼凛として

夜雨直ちに止がりゆくを覚え
カメラを従えて
古えの王府の森に駆ける
深緑の梢 濡れそぼり

滴雫、八百年の石畳を穿敲す
古城(グシク)の石垣 珀琥にして天を阻む
礎たる珊瑚の岩礁 含雨して蘇える
宙に聳えて 海中を描く

一角をなす
先達・伊波譜猷先生を墓稜に奉拝し
俄に天の神泉 激烈に零ゆ
其れ嬉々として 歓待するが如くあり

熱き想いぞ 語りたる
合掌! 崋山宏光





< はるのそうぎょう
せきりょうのふくをはぎ
かいそうしてこくうをあおぐ
がいきれいりょうりんとして

やうただちにあがりゆくをおぼえ
カメラをしたがえて
いにしえのおうふのもりにかける
しんりょくのこずえ ぬれそぼり

てっか、800ねんのいしだたみをがこうす
グシクのいしがき はっこにしててんをはばむ
いしずえたるさんごのがんしょう がんうしてよみがえる
そらにそびえて かいちゅうをかく

いっかくをなす
せんだち・いはふゆうせんせいをぼりょうにほうはいし
にわかにてんのしんせん げきれつにこぼゆ
それききとして かんたいするがごとくあり

あつきおもいぞ かたりたる >

崋山宏光





作者:崋山宏光へメールする。<gusiku@nifmail.jp>







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